先日お話した「色彩心理」の中https://www.youtube.com/watch?v=zpUgv3f6BFY&t=4sで
「じゃあ、明日はデートだから」「試験だから」「気合を入れよう!」というので【赤】のお洋服を選んだとして、どの赤を選んだら良いのか判断に迷うことがあります。
ここで、ポイントは迷った時ですね!
迷わなかったら全然ご自身のお好きな赤で良いと思うのです。
好きな赤のマニキュアがあれば、それを塗るのもいいですよね。
パーソナルカラーは、迷った時にとっても便利な知識なのです。
判断基準がすっきり納得いくものですし、他人から見ても褒められる色だからです。
では、パーソナルカラーってなんでそんなにいいの?っていう疑問が浮かびますよね。
例えば、血色がよく見えたり、元気に見えたり、お顔に張りがあるように見えたりするのと、
黄ばんで見えたり、くすんで見えたり、お顔が大きく見えるのってどちらがうれしいでしょうか。
また例えば、色白に見えたり、透明感があったり、すっきりして見えるのと、
血色悪く見えたり、不健康そうに見えたり、げっそりして見えたらどちらがうれしいでしょうか。
そういうことなのです。
黄色は黄色でも、その人にマッチする黄色がある。
ブルーはブルーでも、その人にマッチするブルーがあるのです。
これらは、『表現感情』と言って、人によって感じ方が異なるので、共通認識になり得ません。
パーソナルカラーは、この表現感情に問題点があると言えますね。似合う、似合わない、は、個人個人の感情に大きく依存するからです。
ただし、プロのパーソナルカラーリストは違います。
なぜなら、共通認識になり得ない表現感情ではなく、共通認識の『固有感情』を使って、【色彩調節】をするからです。
つまり、色をしっかり見分けて、その色の作用を的確に分析し、被写体に向けてカラーの軌道修正をしていくからです。そこには、固有感情なしにはなしえないのです。
固有感情とは、誰もが色に対して共通の認識をもつ事柄を指します。例えば、黄色のシャツを着ると、誰しもが黄みを帯び、肌の色みが増して見え、輪郭が膨張して見えるのです。
逆に、ブルーのシャツは、誰しもが青みを帯び、血色や肌の色味が抜けて、輪郭が収縮して見える、これが共通認識なのです。黒いパッケージより白いパッケージの方が軽く感じますよね、そういうことです。
この色彩調節の技術を活かして、
もし、色で悩んでる方がいらしたら、ご提案したいのです。
下品に見える色には華やかに見える色を。
弱弱しい存在感がない色には優しい、上品な印象を。
ぎらついて硬くて、しわやほうれい線が目立つ色には、つややかで張りがあって、輪郭がすっきりして見える色を。
お肌がたるんでぼんやりして地味な印象の色には均一感があって滑らかで、なじみが良い色を。
こちらは、しっかり色とお肌の色を組み合わせながら色彩調節して、マッチする色を判断することが可能なのですよね。
とても便利だと思います。