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S-me NAIL Blog

Thunder

つい最近雷がたくさん鳴っていた日がありましたね。

Stay homeで家からずっと眺めていたのですが、こういうのを崇高というのかな、と、恐怖と一緒に何かnailに表現したい気持ちになりました。

古代から美しさというものを人は議論しており、美学という学問はバウムガルデンが1735年に最初にたてた学問なのですが、感性で捉えるものであることをベースに展開して論じておりました。その後、1757年、エドマンド・バークが、『崇高と美の観念の起源』を著して、美と崇高は正反対であることを論じています。当時の美とは、優雅とも言うべき感性であり、確かに雷のような一種の恐怖を与えるものは優雅とは違った感じ方になりますね。

崇高はとげとげして角がある、そびえたつ崖のような、視界の範囲では大きく捉えきれないものであるとバークは言っています。

そういう意味では、雷はまさにそれに当てはまり、

崇高を見ながら美を作る、という一見矛盾した試みではありますが、その点、ネイルは視界の範囲からは全くはみ出ることなく収まりますので、私は是と思います。

美しさという哲学、どんなものが美しいのか、美しいものには何か共通点があるのか、そもそも美しいとは何なのか、人それぞれのようで、「趣味がよい、趣味が悪い」という言葉は何か普遍性を持っていなければ成り立ちようがない、など、考えさせられますよね。

最後の、趣味の良し悪しは、そのものについてどれだけ知っているのかその知識によって測ることです。一種の教養と言えますので、その目は磨くことが可能ということです。